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[合格記] 2024年春、NWエンジニアが挑んだ支援士試験と「捨てる」勇気

[合格記] 2024年春、NWエンジニアが挑んだ支援士試験と「捨てる」勇気

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2024年(令和6年度)春、情報処理安全確保支援士試験に一発合格した際を振り返ります。当時、私はネットワークエンジニアとして活動し、CCNPもCore試験まで取得した状態でした。しかし、支援士試験はネットワークだけではありません。DBの知識が必要なSQLインジェクション、さらにはJavaなどのプログラミング知識が問われるアプリ分野など、門外漢の領域が立ちはだかりました。そこで私が取った戦略は、苦手なアプリ問題を「最初から捨てる」という選択と集中です。参考書も深追いせず、自分の武器であるNWの知識を最大限に活かした合格戦略のリアルをお伝えします。

✅ CCNP Core取得と、支援士への挑戦

当時、私はネットワークエンジニアとしてのスキルアップに励んでいました。CCNPの学習も進めていましたが、結果として取得できたのはCore試験(ENCOR)まで。その過程で得たルーティングやスイッチングの深い知識は、私の中に確かな「軸」を作っていました。その勢いで挑戦を決めたのが、情報処理安全確保支援士試験でした。前年にネットワークスペシャリストに合格していたため、問題の回答するコツなどは近しいものがあると思ったし「ネットワークに強いなら、セキュリティもいけるだろう」という、少し楽観的なスタートでした。

✅ NWエンジニアを悩ませる「アプリ・DB」の壁

いざ勉強を始めてみると、支援士試験の守備範囲の広さに驚かされました。特に苦労したのが、ネットワーク以外の分野です。SQLインジェクション対策を理解するにはDBの構造を知る必要がありますし、セキュアプログラミングの問題ではJavaなどのプログラムコードを読み解く力が求められます。インフラ一筋でやってきた身からすると、コードの海やDBのクエリは、正直なところ「別世界の言語」のように感じられました。

✅ 午後試験の戦略:アプリ問題は「捨てる」と決める

2024年春の午後試験は、4問から2問を選択する形式。ここで私は、早い段階である決断をしました。それは、「アプリ周りの問題は、出るとわかっていても最初から選択肢から外す」というものです。Javaのコードを読み解くのに貴重な試験時間を費やすよりも、自分の得意なネットワーク関連の問題に全精力を注ぐ方が、合格への確実性が高いと判断したのです。「全てを網羅しようとしない」。この割り切りが、限られた試験時間の中でメンタルを安定させる最大の鍵となりました。

✅ 参考書はサラッと、現場の勘を信じる

正直なところ、参考書の解説も隅から隅まで読み込んだわけではありません。特に苦手な分野の解説は「ふーん、そんなものか」とサラッと目を通す程度。その代わり、ネットワークの構成図を見たときに「このパケットはどう流れるか」「このFWの設定が漏れたらどうなるか」という、現場で培った「勘」を研ぎ澄ませることに集中しました。理論も大切ですが、実務で触れている機器の挙動に基づいた推論が、結果として記述式問題の解答を導き出してくれたのだと感じています。

✅ 管理職目線で振り返る「選択と集中」の重要性

一発合格という結果を得て、今、管理職という立場で当時を振り返ると、あの「捨てる選択」は間違っていなかったと確信しています。ITの領域は広大です。全ての分野で100点を取るのは不可能です。自分の強みはどこにあり、どこを誰かに(あるいは別の機会に)任せるのか。試験勉強を通じて学んだのは、単なるセキュリティの知識だけでなく、こうした「選択と集中」の戦略思考だったのかもしれません。

LEE
Author

LEE

SIチーム管理職

2024年よりSIチームの管理職に従事。技術とマネジメントの両立をモットーに、現場のリアルな知見を発信しています。趣味は車とガジェット。

ネットワークスペシャリスト (2023年合格) 情報処理安全確保支援士 (2024年合格)